GID-SRS|性同一性障害-性別適合手術|症例紹介

● Dr.木村執刀のSRSの1例

GID-SRS|性同一性障害-性別適合手術|術前

この人は幼少時より女性であると自覚。大学生の頃より社会的に女性として過ごす

7年前から女性ホルモン投与。5年前より和田形成通院。4年前に除睾術。

● SRS術後1ヶ月

GID-SRS|性同一性障害-性別適合手術|術後

陰茎の皮膚で作った小陰唇は術後色素沈着をハッキリみました。

この小陰唇の後方、特に右は萎縮してしました。これは皮が伸ばされ血流が悪いのに加えて、造膣の深さ・太さの維持のためにダイレーターを入れておくと、それに小陰唇が圧迫され血行障害から萎縮が起きたと考えます。

● SRS術後3ヶ月

GID-SRS|性同一性障害-性別適合手術|術後

小陰唇の色は半年もすれば消えます。
なお手術前に陰嚢のレーザー脱毛は済ませておかなければなりません。そうでないと陰毛付の皮膚が造膣部の中に入る事になるからです。







この頃(術後半年)まではダイレーションを頑張ってくれたせいか奥行17cmが維持できていました。

● SRS術後の2次修正

GID-SRS|性同一性障害-性別適合手術|術後

上の画像では小陰唇・大陰唇・陰核(クリトリス)にメリハリがなかったので2次修正をしました。 この頃になるとパートナーと週1〜2回性交渉をしていたのでダイレーションは週1回くらいに減ったために 奥行は12cm(強めに押せば14cm)になりましたが、性交渉には全く問題ないと言われていました。

● SRS術後、その後の経過

 診断書を書いてみましたところ、性別変更もスムーズに行なわれました。
 その後も時々患者さんから喜びのメールが届いておりました。3年経ってもトラブル等なくセックスも良好で感度も問題ないとのことです。

●他の症例:SRS術後1年、2次修正後2週間

GID-SRS|性同一性障害-性別適合手術|術後

 この方の場合、有りがちな事ですが、膣の両横の大陰唇・小陰唇が血流不足から萎縮しております。総じて良い形状と言えますが、後でこの大陰唇・小陰唇を周囲に傷を作らず再建というのは無理と考えております。
 なおパートナーが居られまして性行為は概ね良好で、術後1年で膣長13cm弱というところです。

 さて、この人は術後1年経って、和田式で有りがちな尿道粘膜弁の膨らみを治しに来られました(≫その説明:中段)。その後の抜糸日の撮影です。